徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

カテゴリ: 旅行

雨が降って、今日は朝から肌寒い。 もう夏も終わり。 今年の夏は、久しぶりに陽一郎さんと旅行した。 鄙びた温泉、日本の原風景が広がる棚田。そして渓谷。 行き先は陽一郎さんまかせ。 一泊二日の短い旅。 私たちは自由っちゃ自由で、こうして旅行もできて幸せだって。 陽一郎さんがぽつりと言う。 旅好きな私。 陽一郎さんと別れてからも、素晴らしい風景に出会うたび、隣に陽一郎さんが居たらって思ってた。 感動したこと全部、陽一郎さんと分かち合いたいって。 そんなことを思うのは、後にも先にも陽一郎さんだけだったりする。 また、こうして一緒に旅ができて、そういえば私の願いが叶ってる。 それって幸せかもしれない。 ずっとが無理でも、できるだけ長く陽一郎さんの側にいたいと思った。 それが今のところ、私の望む幸せの形。

高知に住んでる友達に誘われて、数年前に始めたお遍路の旅。 ほぼ車でまわってるんだけど、今回はじめてちょっと歩いてみた。 15キロほどの道のりを重いリュックを背負っててくてく。 もうちょっと気の利いた靴を履いて来ればよかったと後悔。 最初はお天気もよくてるんるん気持ちよく歩いてたのに。 後半きつくなってきた。 遍路道は田んぼ畦道のような場所もあって、車もほとんど通らない。 高知の名産、生姜を育てているらしい畑を横目に見ながら、ひたすら歩く。 途中で嫌になってきたけど。 引き返すのも悔しいから、歩きに歩いて、ようやく次の札所、国分寺に到着。 ううう。。境内のベンチで靴をぬいで休憩。 せっかくだから、般若心経を唱え、納経所に立ち寄り、一通りお参りしてきた。 こういうの、すごくいい。気に入った。 でも、もう次の札所まで6キロだかを歩く元気もなく。 立ち寄り温泉で汗を流し、タクシーで空港まで移動。 ちょっとした歩き遍路旅も終了だ。 今回の旅は、急に思いついてふらっときてしまい、あまり下調べもしてなかった。 ちょうど彼が恒例の沖縄旅行に行っちゃうから、会えないから。 それで、その間は私も旅に出ることにしたのだった。 でも、実は、はっきり旅行の日程を聞いてなくて、彼はその間、東京にいたらしい。 なんだ。そりゃ。 私も、かなりいい加減。 まぁ、楽しかったからいいけど。 この週末こそ、彼は旅に出てしまうので、私はひとりだ。 私とは一度も泊まりででかけたことないよなー。 5年も付き合ってて、それってすごいかもなんて思っていたら。  今度はとまりで遊びに行こうか? って。 お誘いメールが! はい。よろこんで^^; 歩く用の靴、買おうかな。

旅行最終日、ホテルをチェックアウトして港まで歩いてみた。 少し時間に余裕を見て出てきたのに、出発時間が過ぎても一向にボートがこない。 桟橋で待つこと1時間半。 結局2時間遅れで出航。 時間通りバンコクに着くんだろうか・・・と、不安になる。 これを逃したら、バンコクでまたキャンセル待ちしなきゃいけない。 まぁ最悪そうなってもいいっちゃいいんだけど。 そろそろ帰りたいんだよな。 あの人と会いたいから。 綱渡りの陸路の旅、バスは定刻より40分遅れてバスターミナルに到着した。 慌てて流しのタクシーに乗り込み、いざ空港へ。 1時間弱と聞いていたけど、それだとぎりぎりチェックインに間に合わない。 22時が締め切りのはず。 タクシーの運転手さんに、ひたすら急いでもらう・・・。 時速140km超で高速を飛ばし・・・ なんと、カオサンから空港まで30分で着いちゃった。 運転手さんにチップをはずんだのは言うまでもない。 今回、飛行機は快適なビジネスクラス。 乗り込んでしまえば、後は寝ている間に日本に着くでしょう。 本当に、帰りはあっという間に日本に戻ってきたという感じ。 成田に着いたのが朝早過ぎて特急が走ってなくて普通電車と通勤電車みたいのを乗り継いで帰宅。 意外なほど元気だ。 今夜、あの人に会えるから。 ただ会ってセックスするだけ。 それだけのこと。 なのになんでこんなに気持ちが高揚するのか分からない。 あの人が帰るとき。 玄関まで見送って。 軽い抱擁とキスの後、ドアを閉める。 ベッドに倒れ込んだら、しばらく動けなかった。 どれくらいそのままだったんだろう。 携帯が鳴って、ふと我にかえった。 深夜1時。 こんな時間にかけてくるのは・・・ あ、、、陽一郎さんだ。 しばらく音沙汰がないからって。 こんなときに電話してくるなんて。 偶然にもほどがあるよ。 奈緒はまだ建設的じゃない相手と付き合ってるのかって聞くから。 うん。 さっきまで一緒にいたんだって、言ってみた。 余計なことまで。  建設的じゃないかもしれないけど。  あの人、セックスがすごく良くて。  離れられないんだ。 私がまじめにそう言ったら、陽一郎さんはラインの向こうで黙った。 陽一郎さんよりも・・・ なんて言わないけど。 陽一郎さんはどうとるだろう? 自分で言った言葉に自分で苦笑い。 本音半分。 陽一郎さんを黙らせたかったのが半分。 じゃあ、狙い通りか。 私の心を見透かしたように。 絶妙なタイミングで電話してくる陽一郎さんに、たぶん初めてムカついた夜。

卒業旅行の若人に混じって、久しぶりのダイビング。 そういえば、この島でライセンスを取ったんだ・・・。 そのときのバディとは、結局別れちゃったけど。 あのときはこれがラストだとは思わなかったな。 ずっといつかダイビングのライセンスを取りたいってふたりで話してて。 もうちょっと上達したら、次はまたモルディブに行きたいねって。 たしか、そんなことを言ってた。 ちょっと涙目になる。 感傷に浸るにはもってこいのシチュエーション? 評判の夕日を見ながら、かなり久しぶりに別れた夫のことを思い出していた。 ただの思い出だけど。 ちょっとしょっぱいような気がした。 ひとり旅だと、そんなに寂しそうに見えるんだろうか? けっこう外人さんに声をかけられる。 一緒に飲もうって誘われても、そんな気にはならなくて。 なぜかあの人が恋しくなった。 Wi-FiフリーのCafeからskypeで携帯にかけてみると、仕事中のあの人に繋がって。 声を聞いたら、とてもとても会いたくなった。 ついこの前までバンコクで一緒に過ごした彼のことは? ・・・。 こういうとき、思い出さない。 予約センターに電話したらキャンセル待ちをしていた便が取れてたみたい。 さっそくあの人にメールを入れた。  もうすぐ帰ります。  帰国したら会いたいな。 私の行動って。 自分でも、おいおいマジかよってツッコミを入れたくなるときがある。 こういうときは、特にそう。 彼に誘われての旅だったのに。 帰ってすぐ会いたいのは、また別の男。 本来私はこんなキャラじゃないだろうって。 どこが岐路だったんだろう? 自分でも分かっている。 あのときと、それからあのとき。 まだまだもっとあるだろうな。 私は寂しさに弱い人。 たぶん見た目からは想像できないほど。 何かに没頭しているときとか。 孤独が居心地がいいときもあるくせに。 周期的に襲ってくる寂しい時期に、ついつい温もりを求めてしまう。 セックス依存症っていうのとは、ちょっと違うような気がするけど。 本当はお前だけだよって一途に愛されたいのに。 私が好きになる人は、けっしてそうは言ってくれない。 そういう立場の人ばかり、好きになる。 それでもいいって。 平気な顔で続けるためには、私の方が一途になってはいけない。 だから。 こんな不自然なことになっちゃうんだろう。 陽一郎さんのことだけを好きだった頃の方が、たぶん自然だったかな。 でも、今より辛い時間が多かった気がする。 今は・・・ 不自然な自分を肯定できる気分のときは、辛くないもの。

バンコクはマッサージが格安。 2時間でも1000円ちょい。 東京だと1時間で6000円近くするのに。 足裏を1時間もんでもらった後、全身マッサージが2時間。 リフレッシュするにはこういう贅沢がいちばんだ。 暑い昼間はプールサイドにいるかマッサージ屋さんにいることが多い。 暗くなると活動開始。 彼が合流した日も、いつもと同じように昼間はプールサイドで過ごし。 夕方近くなってお腹がすいてきたら、さて今宵はどこに行きましょうかって。 本当に気ままな旅だから予定も何もなく。 現地でもらったガイドブックに乗ってたレストランを適当にチョイス。 やっぱりタイ料理が食べたいねってことで、川沿いのオープンエアのレストラン。 さっそくホテルリムジンを手配して出発した。 車中でレストランに電話を入れたら、さすがにオープンエアの席は満席だって。 でも、こういうときはアメリカンスクール出身な彼がお役立ち。 交渉もお得意で、なぜか満席なはずの席に通してもらえた。 うーん、さすが。 交渉しないとわかると日本人は舐められるって。 そうだなぁ。確かにそういうことってあるかもしれない。 スマートに交渉する姿に、惚れ直したか・・・な。 レストランは、立地が素晴らしかった。 裏路地の奥で目立たない場所なんだけど、中に一歩踏み入れれば、チャオプラヤ川を挟んで対岸にはワットアルン。 ライトアップされて、とても綺麗。 外国人向けなんだろうけど、お料理もよかったな。 翌日の深夜便で彼は日本に帰国する。 私はバスとフェリーを乗り継いで離島へひとり旅。 一緒に過ごす時間は、ほんの少しだけ。 どこまで行ってもそれは同じ。 最近、なんだか関係が渇いてきたように感じていたから。 この旅行で、また温めてみたというか、そんな感じ。 成果は有りかな。

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