すごく寒いなぁと思いながらオフィスを出ると、外は冷たい雨だった。 駅まで濡れずに行けるから、傘がなくてもいいかってそのまま歩き出した。 乗り換えの駅で、雨はみぞれに変わり。 最寄り駅に着く頃には、雪に変わった。 頭に雪を乗っけて帰宅。 バレンタインデーの今日、私は1日バタバタしてて。 あの人にメールする間もなかった。 帰り道、電話をしてみたけど応答なし。 バレンタインだからってわけでもないけど。 あの人に会いたかった。 約束がないから、たぶん会えないだろうな。 約束がなくても、会えるかもしれない。 そんなことを思いながら、折り返し電話がくるのを期待した。 雪は止まず。 うっすら積もり始めたら、ますます今日は会えない気がしてきた。 もしかしたら、電話もくれないかも。 こんなとき、過去の恋人から電話が来ても。 期待外れな感じでいらいら。 待ってるのは、あの人からのCALLだけ。 陽一郎さんは、オンリーワンじゃないと嫌だって言い出した。 そりゃそうだ。 それでこそ、陽一郎さんだ! でも、私にはできない。 バレンタインの夜、私が会いたい人はあの人。 声を聞いただけで、本当に愛しいのに。 断ち切るなんて、無理というもの。 人の心は移ろいやすいって言うけど。 私も、たいがい・・・そうらしい。