徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

2010年07月

24時間ずっと、電話を待っていた。 あの人は、私の体が懐かしくなって電話をしてきたんだと思う。 仕事の口実は別にあっても。 たぶん、そういうことなんだろうなって。  もう、飽きたんじゃかったの? 私が、問いかけたら。  飽きてないよ。 あの人は、そう言った。  俺は、既婚者だから・・・  なおちゃんは、独身の男ともっと前向きな恋愛をした方がいいだろ。 だって。  今さら、何言ってんの? 私が笑ったら、あの人も笑ってた。 そう、言ってることとしてること。 明らかに矛盾している。 冷静に分析してみよう。 あの人の、どこがそんなにイイの?

不思議なもので、もう陽一郎さんに会ってもドキドキしないことに気付いた。 私たち、行き着くところまで行ってしまったのかな。 一緒にいれば話も合うし、とても楽しいんだけど。 それは、恋愛感情というよりも、長年のお友達みたいな感覚だ。 困ったときは、助けてあげたいって思うし。 私で力になれることがあれば、どうぞどうぞって思う。 熱い気持ちは消えても、それは変わらなかった。 陽一郎さんを想っていたときは、なにかとしんどいことが多かったから。 今みたいな距離間なら、イイ感じ。 あの人の不在を、陽一郎さんで埋めることはできない。 時間は埋められても、心は空白のまま。 余計に会いたくなって困る。 今までのところ、耐えているけれど。 本当は、どこかで待っている。 期待して。 ふと、陽一郎さんを待っていたときのことを思い出した。 10年以上前のこと。 あのときは、どうして耐えられたんだろう。 電話もメールもしないで。 ストイックな毎日を過ごした。 あ、そうか。 陽一郎さんには、私から会いたいって言ってもダメだって知っていたからか。 時間がたって、陽一郎の方から会いたいって思ってくれないと・・・・ なるほどね。

every day, every night... あの人のことを思い出さない日はなくて。 いつも、なんだかんだと理由を付けては、電話してみようかって考えたりするのだけど。 どうにかこうにか、こらえている。 最後に会ってから、1ヶ月と少し。 予想通り「元気?」なんてメールが届いた。 私が少しだけお手伝いしたプロジェクト。 クレジットに奈緒ちゃんの名前を入れたよって。 もうすぐ完成するから、そしたら食事に行こうって。 せっかく知らせてくれたのに、返事しないのも大人気ない。 ありがとうって返信した。 食事に行こう・・・は無視して。 それでも、やっぱり、毎日のように電話したくなるけど。 簡単な操作の、、、その先を想像してブレーキをかけてる。 それはたぶん自己防衛本能みたいなもの。 私が会いたいっていえば、きっと「まだ」来てくれる。 そして、少しだけ、一緒にいてくれるだろう。 そのたびに、私は辛くなって。 あの人は、また少し冷めていくんだ。 そして、いつか、「もう」来てくれなくなるから。 今、「まだ」来てくれるであろううちに、私から終わらせたいのだ。 こういうの、私にとっては難しいな。 とても。 今夜も、衝動に負けそうになったけど。 想像力をフル稼働させて、乗り切った。 何度かそういうことを繰り返しているうちに。 とにかく、衝動に負けなかった後は、気分がよくなることに気づいた。 ある種の達成感というかなんというか。 このまま乗りきれるんじゃないの? そういう気もしてくる。 ただし、それにはおそらく条件があるのだ。 あの人が、このままのスタンスでいてくれたら。 私のことを、放置しておいてくれたら。 結局、他力本願なんだよな。 あの人の誘いを撥ね付けるのは、さらにハードルが高い。 ・・・ こんな感じで、あの人に心を奪われているうちは、他の男はどうでもよくなってしまう。 めっちゃ特別な陽一郎さんのことでさえ。 そういえば、こちらにはいつ?ってことも聞いてなかったな。 まぁ、きっとまたそのうち電話してくるだろう。 私のことだから、陽一郎さんのご希望に合わせて、これからも付き合ってあげるんだろうな。 できれば、陽一郎さんにも放置しておいてもらいたい。 きっと、それはそれで寂しいに決まっているけど。 半分本音。 半分は・・・違う。

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