徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

2010年03月

旅行最終日、ホテルをチェックアウトして港まで歩いてみた。 少し時間に余裕を見て出てきたのに、出発時間が過ぎても一向にボートがこない。 桟橋で待つこと1時間半。 結局2時間遅れで出航。 時間通りバンコクに着くんだろうか・・・と、不安になる。 これを逃したら、バンコクでまたキャンセル待ちしなきゃいけない。 まぁ最悪そうなってもいいっちゃいいんだけど。 そろそろ帰りたいんだよな。 あの人と会いたいから。 綱渡りの陸路の旅、バスは定刻より40分遅れてバスターミナルに到着した。 慌てて流しのタクシーに乗り込み、いざ空港へ。 1時間弱と聞いていたけど、それだとぎりぎりチェックインに間に合わない。 22時が締め切りのはず。 タクシーの運転手さんに、ひたすら急いでもらう・・・。 時速140km超で高速を飛ばし・・・ なんと、カオサンから空港まで30分で着いちゃった。 運転手さんにチップをはずんだのは言うまでもない。 今回、飛行機は快適なビジネスクラス。 乗り込んでしまえば、後は寝ている間に日本に着くでしょう。 本当に、帰りはあっという間に日本に戻ってきたという感じ。 成田に着いたのが朝早過ぎて特急が走ってなくて普通電車と通勤電車みたいのを乗り継いで帰宅。 意外なほど元気だ。 今夜、あの人に会えるから。 ただ会ってセックスするだけ。 それだけのこと。 なのになんでこんなに気持ちが高揚するのか分からない。 あの人が帰るとき。 玄関まで見送って。 軽い抱擁とキスの後、ドアを閉める。 ベッドに倒れ込んだら、しばらく動けなかった。 どれくらいそのままだったんだろう。 携帯が鳴って、ふと我にかえった。 深夜1時。 こんな時間にかけてくるのは・・・ あ、、、陽一郎さんだ。 しばらく音沙汰がないからって。 こんなときに電話してくるなんて。 偶然にもほどがあるよ。 奈緒はまだ建設的じゃない相手と付き合ってるのかって聞くから。 うん。 さっきまで一緒にいたんだって、言ってみた。 余計なことまで。  建設的じゃないかもしれないけど。  あの人、セックスがすごく良くて。  離れられないんだ。 私がまじめにそう言ったら、陽一郎さんはラインの向こうで黙った。 陽一郎さんよりも・・・ なんて言わないけど。 陽一郎さんはどうとるだろう? 自分で言った言葉に自分で苦笑い。 本音半分。 陽一郎さんを黙らせたかったのが半分。 じゃあ、狙い通りか。 私の心を見透かしたように。 絶妙なタイミングで電話してくる陽一郎さんに、たぶん初めてムカついた夜。

卒業旅行の若人に混じって、久しぶりのダイビング。 そういえば、この島でライセンスを取ったんだ・・・。 そのときのバディとは、結局別れちゃったけど。 あのときはこれがラストだとは思わなかったな。 ずっといつかダイビングのライセンスを取りたいってふたりで話してて。 もうちょっと上達したら、次はまたモルディブに行きたいねって。 たしか、そんなことを言ってた。 ちょっと涙目になる。 感傷に浸るにはもってこいのシチュエーション? 評判の夕日を見ながら、かなり久しぶりに別れた夫のことを思い出していた。 ただの思い出だけど。 ちょっとしょっぱいような気がした。 ひとり旅だと、そんなに寂しそうに見えるんだろうか? けっこう外人さんに声をかけられる。 一緒に飲もうって誘われても、そんな気にはならなくて。 なぜかあの人が恋しくなった。 Wi-FiフリーのCafeからskypeで携帯にかけてみると、仕事中のあの人に繋がって。 声を聞いたら、とてもとても会いたくなった。 ついこの前までバンコクで一緒に過ごした彼のことは? ・・・。 こういうとき、思い出さない。 予約センターに電話したらキャンセル待ちをしていた便が取れてたみたい。 さっそくあの人にメールを入れた。  もうすぐ帰ります。  帰国したら会いたいな。 私の行動って。 自分でも、おいおいマジかよってツッコミを入れたくなるときがある。 こういうときは、特にそう。 彼に誘われての旅だったのに。 帰ってすぐ会いたいのは、また別の男。 本来私はこんなキャラじゃないだろうって。 どこが岐路だったんだろう? 自分でも分かっている。 あのときと、それからあのとき。 まだまだもっとあるだろうな。 私は寂しさに弱い人。 たぶん見た目からは想像できないほど。 何かに没頭しているときとか。 孤独が居心地がいいときもあるくせに。 周期的に襲ってくる寂しい時期に、ついつい温もりを求めてしまう。 セックス依存症っていうのとは、ちょっと違うような気がするけど。 本当はお前だけだよって一途に愛されたいのに。 私が好きになる人は、けっしてそうは言ってくれない。 そういう立場の人ばかり、好きになる。 それでもいいって。 平気な顔で続けるためには、私の方が一途になってはいけない。 だから。 こんな不自然なことになっちゃうんだろう。 陽一郎さんのことだけを好きだった頃の方が、たぶん自然だったかな。 でも、今より辛い時間が多かった気がする。 今は・・・ 不自然な自分を肯定できる気分のときは、辛くないもの。

バンコクはマッサージが格安。 2時間でも1000円ちょい。 東京だと1時間で6000円近くするのに。 足裏を1時間もんでもらった後、全身マッサージが2時間。 リフレッシュするにはこういう贅沢がいちばんだ。 暑い昼間はプールサイドにいるかマッサージ屋さんにいることが多い。 暗くなると活動開始。 彼が合流した日も、いつもと同じように昼間はプールサイドで過ごし。 夕方近くなってお腹がすいてきたら、さて今宵はどこに行きましょうかって。 本当に気ままな旅だから予定も何もなく。 現地でもらったガイドブックに乗ってたレストランを適当にチョイス。 やっぱりタイ料理が食べたいねってことで、川沿いのオープンエアのレストラン。 さっそくホテルリムジンを手配して出発した。 車中でレストランに電話を入れたら、さすがにオープンエアの席は満席だって。 でも、こういうときはアメリカンスクール出身な彼がお役立ち。 交渉もお得意で、なぜか満席なはずの席に通してもらえた。 うーん、さすが。 交渉しないとわかると日本人は舐められるって。 そうだなぁ。確かにそういうことってあるかもしれない。 スマートに交渉する姿に、惚れ直したか・・・な。 レストランは、立地が素晴らしかった。 裏路地の奥で目立たない場所なんだけど、中に一歩踏み入れれば、チャオプラヤ川を挟んで対岸にはワットアルン。 ライトアップされて、とても綺麗。 外国人向けなんだろうけど、お料理もよかったな。 翌日の深夜便で彼は日本に帰国する。 私はバスとフェリーを乗り継いで離島へひとり旅。 一緒に過ごす時間は、ほんの少しだけ。 どこまで行ってもそれは同じ。 最近、なんだか関係が渇いてきたように感じていたから。 この旅行で、また温めてみたというか、そんな感じ。 成果は有りかな。

スワンナプーム国際空港に降りるのは、そういえばはじめて。 日差しと湿度で、南国に来たことを実感した。 空港から出たとたん携帯に着信あり。 出てみるとあの人からだった。 旅に出ること、あの人にメールしておこうかなって思ったけど、結局知らせないまま来ちゃった。 飯でもいこうって誘おうと思ったんだけどって。 残念、1日遅かったよ。 今回は気ままな旅。 帰りは決めてないの。 早ければ1週間、長ければ20日間かな。 予定は未定。 実は、以前から誘われてた会社に移ることにしたのだ。 次の仕事が始まるまでの1ヶ月間は、たまりにたまった有休消化。 今、バンコクに着いたとこ。 バカンスに来ちゃった。 帰る日が決まったら連絡するね。 そう言って電話を切った。 こんなに遠く離れても、簡単に繋がるんだ。 おそるべし技術革新! そうこうしているうちにバスが到着。 乗り込んだら、またしても電話が。 今度は、彼から。 もう着いた? ホテルの場所わかる? 彼の名前で予約してあるからって。 そう、今度の旅は彼の誘い。 彼は2日後、海外出張先からSTOP OVERで立ち寄る。 一緒に過ごせるのは2日間だけ。 どうせ休みなら、先にタイ入してのんびりしてて。 だって。 ありがたく、そうさせてもらうことにした。 ホテルにチェックインしたら、とりあえずマッサージに行こう。 長旅の疲れを癒して、それから明日の予定を考えよう。 久しぶりのバンコク。 躍動感あふれる街。 しばし都会を満喫したら、次はビーチかな。

↑このページのトップヘ