徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

2009年10月

次の約束がノートに書いてあるから、それを見てそれを抱いて今日はいい夢見よう。 ふと、そんなフレーズを思い出した。 次の約束。 たったそれだけのことで、どうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろう。 会えない時間さえも。 これが、恋愛の蜜の部分なんだろうな。 なんて思った。 いつも一緒にいられる相手じゃ、なかなかこうはいかないから。 とかなんとか理由を付けて、自分を納得させるんだ。

午前4時頃、ようやく眠れた。 なのに、6時半には目が覚めてしまった。 私の部屋は東向き。 カーテンを通して、うっすら朝日が入ってくる。 そして、7時を過ぎる頃、部屋は淡いオレンジ色になる。 私は、この時間帯がけっこう気にいっている。 ベッドでうだうだするのは止めて、掃除・洗濯に着手した。 朝一は、単純作業にかぎる。 恐る恐る鏡を見たら、そこまでヒドイ顔じゃなかったのでほっとした。 8時になったら、朝ごはん食べに行こう。 一晩だけ、ぐっと落ち込んだら、翌朝には復活できるんだなぁって思った。 今日は、普段できなかった雑用に精を出す日。 割れちゃったコーヒーメーカーの部品を注文して、ストックが切れた日用品を補充した。 お昼過ぎには仕事の電話があったから、しゃーなしにちょこっとだけ仕事したけど。 たまには、何も予定を入れない1日っていうのもいいかも。 あの人からの電話を、実は期待していた1日。 期待外れに終わっちゃったな。 仕事が佳境なんだろうなぁって思うから、私から連絡するのは止めておこう。

急に時間ができたからって、彼がやってきた。 こんな長い時間、一緒に過ごすのは、久しぶり。 相変わらず、いつ帰るのって聞けない。 かいがいしく、3食きっちり食事を作って、彼を送りだしたら・・・ ちょうど、あの人からメールが届いた。 意味もなく、涙が出て止まらない。 なんで泣いているのか、よくわからない。 彼が帰っちゃって寂しいんだろうか。 私から、そろそろ帰らないとっていったのに。 心に棘がささったみたい。 私は、彼と離れられない。 ううん。 本当は、その勇気がないだけだ。 そうするには、今までの仕事も人間関係も根こそぎ捨てないといけないって思うから。 それで、楽になれるかもしれないけど。 今は、ちょっとそんなことできない。 明日は、予定がないから。 気が済むまで泣くことにしよ。 こんなとき、考えてもしょうがない。

自分だけ安全なところにいるようで・・・ やっぱり・・・悪いなって思う。 深夜、私の隣で、あの人は、ぽつり、そんなことを言った。 意外な気がした。 そんなことを、言うような人だと思わなかったから。 今までだって、ずっと当たり前のように「悪いこと」をしてきたはず。 私に対して、悪いなんて本気で言っているんだろうか。 だけど、私の方が、きっと罪が重い。 あの人に、言ってないこと、もう本当に沢山あり過ぎる。 どう考えても、私の方が悪いから。 そんなの気にしないでって言いたかった。 急速に惹かれていくのが、手に取るようにわかる。 何時間でも話していたいって思うほど、一緒にいると楽しい。 でも、あの人には帰る場所があるから。 私も、帰る場所を作っておきたいのだ。 あの人と会った翌日に、彼と会う。 そんなこと、いつまで続ける? 本当に最悪。 自分で書いてて、そう思う。 ただ、もう限界が分からなくなってきた。 リミッターが外れてしまったみたい。 あの人には、未来はないって言われている。 彼とだって、未来はないけど、そのことに不満はなかった。 むしろ、そのことが言い訳になっていたような気がする。 だけど、どうしてか、あの人には、そんなことを言われると心が痛い。 懲りないんだな。私は。 今は、話せないことが沢山あるけど。 好きな気持ちだけは、素直に伝えたい。 忙しい毎日、仕事が終わったら電話して欲しい。 いつでも。

長兄夫婦に、2人目のBabyが誕生した。 出張ついでに、実家に寄って初対面。 髪の毛がくりくりなのは、ママ似かな。 父は、30年ウン年ぶりの女子誕生で、すっかり舞い上がっている。 うちの家系には、女の子が少ない。 というか、私の兄弟は3人とも男だし、父方・母方のいとこも全員男だ。 うちの紅一点だと、父はよく私に言ったものだ。 男兄弟に囲まれて育ったので、幼馴染と呼べる仲間も、やっぱり男だったりする。 でも、紅一点だからといって特別扱いされた記憶がない。 兄と同様、習い事は剣道で、地区大会では常に優勝候補だった。 ままごとよりも、秘密基地ごっこが好きだったっけ。 当時は男の子と真剣勝負でケンカしても、絶対に負けなかった。 生傷の絶えないお転婆な子ども時代。 父は本気で、奈緒は男に生まれたらよかったのに、と嘆いていた。 その延長なのかどうか、私は今でも職場ではいつのまにか紅一点になっている。 この環境の方が、楽しくて何かとお得だって幼い頃から知っていたのかも。 子どもの頃は、大人になったら・・・なんてずっと先のことのように思っていた。 時間がたつのは速い。 父も母も、歳を取ったなぁって思った。 ちっとも親孝行できてないひとり娘だけど、奈緒のことは心配してないって・・・ 今でも、そう言ってくれる母に、感謝だ。 母だけは、私の現状を知っても、変わらずにずっとそう言ってくれるような気がする。 話せないことが沢山あっても、いつでも味方でいてくれる。 なんだか申し訳ないような気がして、早々に東京に戻ってきた。 でも、本当は誰に対しての罪悪感なんだろうか。 私の現実は、家族とはとても遠いところにあるような気がした。

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