誰にも言えないから、ここに書くんだろうな。
今までは、友だちにも話せない・・・なんて恋はしたことなかった。
彼のことは、ちょっと言えない。
何度も話そうとしたけど、どうしても言い出せない。
散々、懲りたはずじゃあないの?って自分でも思うから。
恥ずかしくて言えない。
私たちは、デートらしいデートなんてまずしない。
仕事の合間に寝るだけ。
なのに、どんどん好きになって、今ではどっぷり深みにはまったみたい。
いいときと悪いとき、天秤にかけたら、いいときの方が多いから。
私は、この関係を維持したがってる。
寂しいときも多いけど。
それでも、彼といることには価値があるって思ってる。
彼がとても大事な人になった。
8/4は、彼に一緒にいてほしい。
どうやって伝えよう。
2009年07月
誘惑
集中して仕事したいからって、ホテルにこもるなんて。
ベストセラー作家みたいねって笑った。
仕事の飲み会が終わったのは23時過ぎ。
2次会のお誘いをことわって、いつもと反対方向の電車に乗り込んだ。
地下鉄の駅を出ると、湿気を含んだ風がまとわりつく。
ホテルのロビーも、この時間は人気が少ない。
フロントを素通りして、エレベーターホールに向かった。
エレベータに乗り込んで14Fのボタンを押したのに・・・無反応!?
そういや、24時を過ぎるとカードキーがないと上がれないんだっけ。
電話すると、あわてて彼が迎えに来てくれた。
会うのは1週間ぶりくらいかな。
ここは都心のオアシスみたいな場所。
非日常空間。
明日は久々のDAY OFF...
いつも時間に追われているみたいで、落ち着かないけど。
今夜は、目覚ましをセットしないで眠れる。
そんな些細なことが、何より幸せ。
翌朝、彼がもう1泊しようかなって言う。
私が、明日は出張だって言うと、じゃあ一度帰って出張の用意してまた来ない?だって。
「俺が仕事している間、スパでマッサージでもしてて」
なんて言うから、簡単に誘惑に負けてしまう。
こんな時間がいつまでか続くのか。
先のことは分からないけど。
今は、いいか。
彼に甘えても。