徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

2009年04月

彼を送り出したのは午前4時ちょっと前。  泊まってく?  いや、やっぱり帰らないとだよね。  帰って。 私、ひとりでしゃべってた。 彼は、泊まりたいけど、そうだな・・・帰るよっていうだけ。 だらだらしないから、そういうところはいいかなと思う。 ふつうなら、こんな時間に帰ったりすると、どうしたの?ってことになるんだろうけど。 彼の場合は、これがずっともう何年もの間、日常になっているからノープロブレム。 電車を使わない人だから、終電なんて概念もないし。 いわゆるプロフェッショナルなお方ともデートしたり。 私には、忙しいから今週は時間ない、なんていいながら、そういう時間はちゃんとあるんだって。 ちょっとムクれた。 彼って、そういうことを素直に言う人。 だから、結局、許してしまった。 私とのことも、お遊びの範疇なんだから別にいいかって・・・ 大人の恋愛だって彼は言う。  だから、奈緒が他の男とデートしたって気にしないよ。  それって、私にこう言ってるの?  俺が他の女とデートしても気にするなって・・・  お互いの領域に踏み込まないのが、大人の恋愛ってやつなの? そうじゃないよって。 他に付き合っている女なんかいないよって。 あわてて否定したりして、おもしろい人。 猫みたいでかわいい。 私も、実はそう思っている。 彼が、他の誰かと付き合っていても、そんなに気にならないんじゃないかな。 とても好きだからこそ、そう思わないと持ちこたえられないのかも。  私、人生ってうまくできていて、必要なときに必要な人とちゃんと出会えるって思うんだ。    じゃあ、俺も、今、奈緒にとって必要な人なの?  そうかな。俺は何もしてあげられないのに。 何もしてくれなくていい。 私は、自分が好きになれる男が必要だったから。(陽一郎さんの代わりに) その役目を果たしてくれれば、それだけでいい。 さすがに、そんなこと言えないか。

私の部屋に来て、彼はずっと国際電話中。 アメリカとの契約が大詰めだってことで、真夜中まで仕事している。 私は、彼の隣で、電話会議の成り行きを見守っている。 彼の声、実はとても好き。 最初に惹かれたのは、たぶんそこ。 優しくて、力強い。 彼の声を聞くと、なんだか安心させられる。 話がまとまったみたい。

どんな選択をしても、リスクはあるわけで。 私が選んだ道も、そう特別なわけじゃない。 なのに、今日はどういうわけか情緒不安定。 泣いたら楽になるかと思ったりして、ちょっと涙腺をゆるめてみた。 ぽろぽろっていうよりも、じわっとくるかんじ。 そろそろ本気でやばいなって思うほど、恋愛中毒な私。 仕事が手につかなくなってきた。 リスクのある関係を続けながらも、実際のところ、心は安定したがってるのかも。 素直になれないのが疲れるんだろうか。 言いたいことも言えない状況。 それだって自分で選んでやってるのに。 しんどいなら止めてしまえばいいのかな。 全部、リセットすることもできる。 今なら、きっとまだ間に合うかもしれない。 なんて、思っても・・・結局そうしないのはどうして? 恋愛中毒は、そう簡単に思考回路が切り替えられないから。 他の選択肢を想像しようともしない。 終わりのシーンをイメージできない。 幸せな恋愛関係って、なんだろう。 自分が想う以上に、相手からも想われること。 もしくは、想われてるって信じられること。 それが基本。 私の場合、自分の方が想い過ぎているって気づくと、急に不安になるみたい。 会えないのは、仕事が忙しいだけ。 もしも時間が空いたら、きっと電話をくれる。 疑う理由なんてないのに。 そう信じられたらいいのに。 一刻も早く眠りたくて、久しぶりに睡眠薬を飲んだ。 陽一郎さんから電話がかかってくる前に・・・ 呼び出し音も聞こえないくらい、深く眠りたい。

私は、彼を自分のものにしたいのかなぁって・・・ そういうときも確かにあるけど、本当にそうなのかって聞かれたら微妙。 基本的にひとりが好きでわがままだから。 自分が人恋しいとき、必要としているときだけでいいのかもしれない。 まぁ、そうは言っても、忙しい彼のこと、それってかなり難しい望みだけど。 部署が変わってから、1週間以上会えないことも多い。 私は、彼の部下じゃなくなったのだ。 それでも、公私混同しないでいられるのが、自分でもちょっと不思議。 近くなり過ぎないように、たぶん無意識のうちに感情をコントロールしている。 会いたいって言うのは、簡単だけど難しい。

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