陽一郎さんからのメールは、私が忘れた頃に、ごく普通に届く。 私が送らなくても。 東京は土地勘がないから、お客さんを接待するのにどこかいいところない? とか 明日の予定はどこどこだから、泊まるならどこのホテルが便利? とか。 私も、普通に返事を送っている。 そういうやりとりをしていて、ここ最近、もう、彼とは終わったんだなぁと実感。 かつては、メールひとつでもアドレナリンがどっと出て、その後で、心がギシギシいっていたけれど。 もう、今ではそういうこともない。 ちっとも、どこも、痛まない。 さすがに、彼のことを、いまさら、お友達とは呼べないような気がする。 でも、たぶん、私は、一生彼を忘れたりすることはないし。 彼もそうだと思う。 彼とはずっと、つながっていく。 そう思ったら、ふっと楽になった。 一方、別れた夫とは疎遠だ。 もう、きっと連絡を取ることもない。 結婚式のアルバムも場所をとるから引越しのときに捨ててきた。 昨日、何気なくテレビを見ていたら、夫と毎年のように行っていたモルディブが映っていた。 私が行きたいってずっと言っていて、初めて一緒に行ったときは、すごく楽しかった。 二人並んだ写真を見ると、彼も、私も、とても幸せな顔で笑っている。  結婚式もここでしよう。 二人+ホテルスタッフだけのこじんまりしたウエディング。 周りには360°海しかない、真っ白なサンドバンクで。 ケーキカットの後は、スコールが降ってみんなびしょぬれになったっけ。 あのときは、この結婚が終わるなんて思ってなかったな。 陽一郎さんのせいじゃないし。 夫のせいでもない。 きっと、私が終わらせたんだろう。 何か物足りなくて、満足してなかった。 夫と一緒にいたいと思わなくなって、セックスをしなくなった。 私、何がほしかったんだろうなって思う。 何を求めていたのかな。 夫からは愛されていたのに、それ以上何を求めたんだろう。 モルディブのすばらしい景色を思い出しながら、純粋にまた行きたいなって思った。 一番愛している人と、あの場所で感動を分かち合いたいと思った。 そういう人に出会えるといいな。 平日は、家に寝に帰るだけの毎日、土曜は日帰りで名古屋出張。 明日は日曜日だけど、午後から呼び出し。 実際は、仕事ばかりしていると思考がずっと仕事モードのままでいられて、却って楽なのだ。 今日は、本当にたまたまBLOGを書いてみようと思った。 整理しないといけないことが沢山あるような気がして。 まずは、ここから手をつけようとか。 そういうことを思って。 どうなるわけでもないけど、ここで私は確認している。 素の自分に帰れる場所・・・かな。