徒然草

なにげない日常のこと。不倫からの結婚、そして離婚。もうすぐ20周年。

2008年12月

仕事納め。 忘年会も一通り終わった。 私、かなり寂しいような気がする。 ひとりで年末年始を過ごすのは、別にこれが初めてじゃない。 結婚しているときも、夫は仕事だったりして、結局一人で年越しってことが多かった。 だけど、今年は格別に寂しいのだ。 離婚して、元彼と別れた・・・ところまではよかったんだろうけど。 どうしてか、私は、また懲りもせず、我がままを言えない相手を選んだ。 陽一郎さんは、長い付き合いだから、たぶん私のことをよく分かっていた、と思う。 私の気持ちなんて、ほとんど見抜かれていて、私も、それに気づいていたから、本当は彼には甘えられたのかもしれない。 私は、さんざん平気なふりをしていたけど、そんな必要なかったんだ。 別れてから、なぜかそんなふうに思うようになった。 陽一郎さんと過ごした最後の夜、私は、ぼろぼろに泣いて、それでもちゃんと気持ちを伝えることができた。 だから、そう思うのかな。 忘年会のあと、駅で同僚たちと別れたあと、改札を素通りして彼の待つParkingへ向かった。 今夜、一緒に過ごす時間があるのかないのか、それさえも聞けない。 ようやく部屋にたどり着いたら、何時までいられるのか、今度はそれが気がかり。 彼を好きになればなるほど、私は嘘つきになる。 彼はどうだろう? 真面目な顔をして、  奈緒は、このままの関係で満足か? なんて聞かれても、私はYesとしか言いようがない。  この関係は、その時、どん底にいた私が、偶然差し出された彼の手を掴んだことから始まった。 きっと、無意識のうちに、彼なら・・・私を預けてもいいと思ったはず。 そして、本当に最悪な場面で、私を支えてくれた人。 そのときは、それだけでよかった。 こんなふうに続くことも、考えてなかった。 ひとりが寂しくなるほど、彼を好きになるなんて予想外。 そういえば、長兄一家が赴任先から帰国したらしいから、今年は実家に帰ってみるというのもいいかもしれない。 急に、どうしたって言われるかな。 そういえば、今年は離婚したわけだから、傍目には寂しくて当たり前?

 今日は、クリスマスイブだから。 彼はそう言って、電話をかけてきた。  だから、会えないけど。  ごめんね。 そんなの分かっているから。 いちいち、気を使ってくれなくてもいいのに。 でも、そうやって気を使ってくれるのも悪くないな。 ひとりでいても、寂しくはない。 そう、彼の前では、強がりを言っていたい。 会いたい人がいること。 それが私の幸せ。

夜中、2時を過ぎた頃、3時過ぎには帰ろうかって彼が言った。 すごく眠そうな声で。 私は、うん。そうだね。って言うだけ。 引きとめたりしない。 理性では、ちゃんと帰ってほしいと思っているから。 でも、本当は彼を帰したくないのだから、困る。  じゃあ、ちょっとだけ寝ていい? そう言う彼の横で、私もそのまま眠ってしまった。 ついうっかりじゃなくて、わざと、だ。 目が覚めたら、もう4時を過ぎていた。  ごめんね。もう4時だよ。  起きないとダメじゃない? 帰ってほしくないけど、私はそう言って彼を起こした。 彼は、私を安心させるみたいに、  いいから。大丈夫だよ。 そう言って、そのまま私を抱き寄せて目を閉じてしまった。 本当は、良くないし。 たぶん、だいじょうぶじゃない。 私の思い通りに事が運んだのに、ため息。 私、偽善者だ。

私から私への誕生日プレゼント。 今年は、羽毛布団を新調することにした。 毎日眠るのが待ち遠しくなるような、ふかふかのお布団にしよう。 ベッドはダブルだけど、掛け布団はキングサイズを選んだ。 これで、どんなに寝返りを打っても安心。 ここ最近では、最高に気持ちいい買い物だ。 風邪をひいているのに出張に行って、寒い中仕事しているんだから、家に帰ってきたときくらいは、ゆっくりぬくぬくと眠りたい。 一人暮らしのいいところ。 ときに、こういう自分のためだけの贅沢が許されるってことかなぁ。 気兼ねなく、自分にプレゼントを買えるのが、ちょっとうれしい。

京都駅の巨大なクリスマスツリーを見ると、あぁ師走だなぁと感じる。 一年で一番華やぐ季節に、私は、またひとつ歳をとるのだ。 誕生日、今年こそは一人かなぁ。 そう思っていたら、彼が、何かお祝いしてくれるらしい。  誕生祝いを兼ねて、どこか行こう。  2泊3日くらいなら、なんとかなるでしょ。  どこがいい?   師走のこの忙しいときに??? ちょっと、いやかなり無謀な気もするけど・・・ まぁ、考えてくれてるって、その気持ちだけでもうれしいじゃない。 プレゼントなんか要らない。 お金で買えるものは、私が自分で買うから。

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