今までふたりで乗り越えてきた、沢山のことを想うと、今、私たちの前にある問題も、また同じように解決できるんじゃないかと思ったりして・・・なかなか踏み切れないんだってこと。
素直になれない私は、メールで伝えた。
じっくり考えて、結論を出そう。
それが、夫からの返事。
2007年12月
Blue
昨日の夜は、すごく凹んでた。
昼間、夫と話したのがよくなかったんだと思う。
飛行機のなかでも、羽田から自宅に帰る途中の電車の中でも、涙が止まらず。
私は、ごく稀にだけど、パブリックスペースでも、こんなふうになってしまう。
男は人前で泣いたりしないのが、一般的・・・かと思いきや、陽一郎さん、そういうところは、私と似ている。
感情を抑えられなくて、どうしようもなくなってしまったとき、私が救いを求めるのは、陽一郎さんだった。
逆もまたしかり。
普段はかなり勇気を出さないと電話なんかできないのに、そういうときは、もうなんのためらいもなく、ほとんど無意識のうちに電話できてしまう。
そして、なぜか、そんなときに限って、Callするとすぐに出てくれる。
涙声で「もしもし」っていう私に、
「おう。おつかれ。どした?」
って、明るく聞き返してくれる。
1分だけ陽一郎さんの声を聞けば、私は救われる。
昨日も、それを期待してた。
でも、Call7回目でも、出てくれない。
留守電に切り替わる前に、電話を切った。
いつもならその日のうちに折り返しかけてくれるのに、昨夜はけっきょく電話をくれなかった。
もう、私のことは心配じゃないのかな。
自分のことで手一杯で、それどころじゃないのかな。
もしかして、私が電話したら、迷惑なのかな。
そろそろ私のこと、重荷なのかな。
ネガティブな思考が拡がって、収拾がつかないほどに混乱してしまった。
情けない。
疲れていたからか、ハーブティーが効いたのか、そのまま眠りに落ちたみたい。
気がついたら午前4時。
ケータイにも着信ナシ。
もう涙は出ない。
ため息だけだ。
そして、ため息とともに、何かが変わろうとしている。
一番必要なときに陽一郎さんは助けてくれない・・・
助けてくれる人なんていない。
自分でなんとかしないといけない。
そう思うと、少し復活した。。
まだまだ弱っちいけれど、昨日よりは全然まし。
私を無視して・・・
このまま、突き放してほしい。
陽一郎さんにそんなこと期待しても無駄か・・・。
御用納め
今日で仕事も終わり。
出張先の空港ラウンジで飛行機待ち中。
上司に出張報告と年末の挨拶をしようと思って、電話をかけた。
今日の成果を報告したら、
やったじゃん!
一年お疲れさま。
良いお年を って言ってくれた。
今回の仕事は、先方の来年度予算を取れるかどうか微妙なラインだったから、なおさら緊張したのだけど。。。
うまくデモが動いて、ひとまず好感触を得た。
もし来年は予算が取れないとしても、先行投資で進めたいんだという話をしたところ、先方も乗ってきたし、上司からもそれで行こうとOKが出て、ほっとした。
ひとりぼっちじゃない。
仕事は、チームで回すから、
私ひとりで動いてもひとりじゃないって気がする。
こんなことを思うのは、笑われるかもしれないけれど・・・
私は、みんなで作り上げる仕事が好きで、実はかなりの寂しがりやなのかもしれないなと思う。
今日は、久しぶりに夫と電話で話した。
12月は一度しか会っていないので、ほんとうにお久しぶりというかんじ。
私たちは、少しずつ関係を壊し続けてきた。
私は、久しぶりに夫と会っても、少しも楽しくなくていつも不機嫌だった。
それは、根底にある夫への不信からくるのだと思う。
夫も、不機嫌な私を見て、いらいらする。
ふたりでいると、窮屈で息苦しくなって、会わないほうがいいんじゃないかという結論に落ち着く。
そうして、距離を置いて、今では、めったに会わないし電話もしない。
私が、どこへ出張に行っているのかいつ帰るのかも、夫は知らない。
私と陽一郎さんのことも、どこまで正確に知っているかは分からないけれど、夫は気付いている。
私も、今さら隠そうとは思わない。
今日の電話で、私、好きな人がいるんだって言ったら、
だろうな。。。
でも、いいよ。
いつからとか、どんなやつだとか、
そういう話は俺は知らなくてもいいから。
そう言ってた。
私たち、壊し続けているよね。
どっちが悪いってわけでもない、
お互いが悪いんだよね。
もっと壊してからじゃないと、私たちは別れられないんだろうか。
未練なんかないのに、このまま別れるのは、不完全燃焼のような気がするのはどうしてなんだろう。
挫折
今日は陽一郎さんにメールをしてしまった。
すごく面白い話を聞いたとき、美しい風景に心を動かされたとき、美味しいお店を見つけたとき、仕事が上手くいったとき・・・
日常の些細な出来事、私が感じたことを、分かちあいたい相手は、陽一郎さんだったから。
今日もまた、ほとんど無意識のうちにメールしていた。
メールを送ったあと、あーやっちゃった。。。と思った。
深夜の電話にはでなかったけど・・・
プレゼント
クリスマスイブ。
今日は自分のためにチキンを買って、料理を作った。
パンプキンスープとタコのマリネ。
ケーキは無しだけど。
それなりにクリスマスっぽいディナーになった。
21時を過ぎで,C-mailが届いた。
久しぶりに夫からだ。
メリークリスマス。
クローゼットの奥、ゼロハリのカバンの裏を見てごらん。
サンタからのプレゼントがあるよ。
プレゼントには手紙が入っていた。
今年もありがとう。
いつも、あっぱれに妻を演じてくれたね。感謝するよ。
でも、演じられなくなったら、いつでも自分の思いのままに行動しても良いんだよ。
ガマンしないでも、もう良いんだよ。
出会った頃の奈緒に戻れたらいいけど、色々なことが在った今ではそうもいかないね。
でも、いつまでも当時のキラキラ輝いていた奈緒でいられますように。
願いを込めて。
Happy Merry Christmas
ほんとに思いがけないプレゼント。
夫と出会った頃の私、出会うまでの私、いろいろと思いだしたら、少し泣けた。